【第1回】西友冷凍ポテト選手権
皆さんこんばんは。クリトリス・ペプラーです。
すみませんでした。
皆さんは、昨日の晩御飯に何を食べましたか?
僕は、西友のミートソースパスタ(麺増量中)を食べました。
(ここまで書いた下書きを2週間ほど放置したので昨日の夕食はプルコギになりました)
というわけで今回は、西友に売られていたプライベートブランド(皆様のお墨付き)(レシートには『MO』と表記される)の冷凍ポテト3種類を戦わせてみました。
というのも、最近バイト先でフライドポテトを提供しまくっていたせいで無性にポテトが食べたくなり、我が家に一切使っていない揚げ物鍋があるのを良いことに冷凍ポテトを購入。
結果死ぬほどポテト狂になり、一日2袋ほど消費する日々が続いています。
一度の買い物で1~20袋ほど買うのですが、目撃した友人から「カラオケ屋の店員」というあだ名を付けられました。
元々じゃがいもには並々ならぬこだわりがあるので、フライドポテトも様々な観点から評価してみました。それでは試合開始です。
参加選手紹介
シューストリングポテト
―――「癖になる、定番の細切りカット。」
みんな大好き細切りフライ。通称「シューポテ」選手です。
シューストリングは靴紐の意味。そう聞くとおいしくなさそうですね。
皆さんポテトというとやはりマックの芋を想像するかと思いますが、あれより一回り細いものがシューストリングに分類されるそうです。(マックのはレギュラーカットらしい)
特徴としては、その細さゆえのカリカリ食感。「中身」という概念が薄いため、芋本来のホクホク感や甘みがないのが吉と出るか凶と出るか。
クリンクルポテト
―――「外はカリッと、中はホクホクのおいしさ。」
MO冷凍ポテト界隈における切込み隊長、クリンクルカット。
太いボディとエロ同人でよく見る女性器内部のような形が特徴的。
ポテトに限らずこのように波型に食材を切ることを「クリンクルカット」と呼ぶそうです。「断面カット」とかじゃなくてよかったですね。
シューポテよりも素材本来の味が楽しめます。
あとなぜかMO冷凍ポテト界隈の中で唯一明確に調理時間が指定されています。
他のやつの裏面↓
皮付きポテト
―――「素材そのものの味をホクホク食感で楽しめる」
MO冷ポテの紅一点(?)、通の味・皮付きポテトです。
売り文句の通り、皮を残した素材本来の味が味わえるため、じゃがいもファンから根強い人気を誇ります。
その丸っこいフォルムはまるで女体のような神秘を感じます。食欲と性欲が同時に満たせてしまいますね。これ食って寝れば完璧。
以上3選手が争います。
ちなみに西友のMO公式サイトより事前の支持率をリサーチしたところ、次のようになっています。
・シュースト…94.5%
・クリンクル…95.3%
・皮つき包茎…98.1%
↓公式サイト
https://www.seiyu.co.jp/pb/mo/frozen/
「皆様」は通ぶりたがりなのか、事前アンケートでは皮付き君が群を抜いて支持を集めているようです。
しかし今回審査するのは皆さまではなく、ポテトを愛してやまない以下の3人です。
高野(コウノ)審査員
〇研究室に最近配属されました。
最近の悩みはポテトの買いすぎで食費が足りないいことだそうです。
ユーキ審査員
2019ミス電通大グランプリ受賞者。
最近の悩みはポテトの食いすぎで胃もたれがやばいことだそうです。
大豆大好きムキ太郎審査員
2020UECぷよカップ2位。
最近の悩みはポテトの揚げすぎで台所が油まみれなことだそうです。
この審査員に媚びを売り見事優勝を手にするのはどの芋なのでしょうか。
戦いの火ぶたが切って落とされます。
予選大会
予選は二名を決勝に上げ、一名を落とすことになります。
ここは盛り上がりに欠けたのでダイジェストでお送りします。
…結論から言うと、決勝にコマを進めたのは『シューポテ』と『クリンクル』。
『皮付き』はここで敗退する流れとなりました。
決勝進出者の二人は決勝の舞台で戦っていただくとして、ここでは『皮付き』が事前の高支持率むなしく敗れることとなった理由を説明します。
高野「皮が要らないね。」
大豆「ただ新じゃがいもの素揚げ食ってるような感じ。これだったら普通にじゃがいも揚げて食うわ。」
審査員からの一番の声として、「ポテトである必要性がない」というものがありました。
こんなこと言われたら元も子もないですが、やはりフライドポテトとして食べるならじゃがいも本来のホクホクに加え、フライ特有のカリカリ食感も楽しみたいものです。
その観点から行くと、皮付きポテトの「素材本来」が逆に仇となりました。
ユーキ「皮だけが口の中に残って不快。」
そうね。お前ら皮嫌いすぎだろ。
決勝
高野「予選の尺短すぎでしょ。」
なんかめんどくさくなってきました。
決勝は、『シューポテ』と『クリンクル』の真向勝負。
頂点を争う大切な試合の為、10本勝負の長丁場で行われます。
1本目
前半戦は調理過程に関して審査が行われていきます。
冷凍ポテトといえば、揚げ物用の鍋に油を入れ、そこで揚げる調理法が一般的です。
ただこの調理法、油を大量に消費するんですよね。
幸い我が家にはろくに揚げ物してなかったのになぜかオイルポットとフィルターがあったので、油を10回ほど使いまわすことができたのですが、それでも週に一度大量の油を買うのは少しお財布に痛いです。
ちなみにポテトを揚げる際にはセブンイレブンに売ってるキャノーラ油がおすすめです。さっぱりカラっと揚がります。
一度に必要になる油の量→クリンクルの勝ち
言い忘れていたんですけど、今回の出場選手は全て同じ値段で同じ内容量(189円、400グラム(調理前))でした。
となると、より一本一本が細いシューポテのが本数的に多くなり、鍋に入れた際に隙間が多くできてしまいます。
そのためか、クリンクルで全てが浸る量の油でシューポテを揚げようとすると少し油が足りなくなってしまいました。逆にシューポテの後にクリンクルを揚げる時は油の量に余裕がありました。
という事で、「油の節約」という観点で見ると、クリンクル選手が一枚上手でした。
2本目
揚げる前はお互いに400g。
では揚げた後は…?
シューポテ→230g
クリンクル→250g
調理後のボリューム→クリンクルの勝ち
油で揚げることで水分が飛び、重さが小さくなっていきます。
シューポテのが油と接する表面積がより大きいのか、調理後はシューポテが少し軽くなってしまう結果となりました。
正直揚げ具合とかで変わってきそうなんですけど、何回か試してみてほぼクリンクルのが重かったんでクリンクルの勝ち。
3本目
揚げるという工程はちょっとだけ時間がかかります。
鍋にポテトと油を入れる(油を熱する前にポテトを入れると油跳ねの危険がなく安心です)→揚がるのを待つというたった2ステップですが、揚がるのを待つのに油の温度が上がり、そこからポテトが揚がるのを待たなければいけないため、10分弱時間がかかります。
そこでどちらのポテトが早く揚がるのか測定。
ちなみに今回は「審査員の好きな揚がり具合になるまでの時間」で測定です。
揚げ時間の短さ→引き分け
どっちも8分弱でそんなに変わらないんでイーブンです。
シューポテのが揚げ時間が短いのが売りなのかもしれませんが、逆にシューポテはクリンクルよりもしっかり揚げた方が美味しいので、結果同じくらいの揚げ時間になっちゃいます。
4本目
油ギッシュなポテトが揚がりました。
もちろん直にボウルに盛り付けるわけにはいかないので、クッキングペーパーに油を吸わせながら盛り付けます。
その際、下の方に盛られるポテトは敷いたペーパーに油が吸われるのでいいのですが、上の方に盛られたものは油ギッシュなままです。
なので上からもう一枚ペーパー使って表面の油をふき取ってます。
ヘルシーさ→シューポテの勝ち
クリンクルの形状のせいで表面の油をふき取るのが難しいので、結構テカテカのまま食べることになります。
食べる前に油が拭き取れるかどうかで、ギッシュさがだいぶ変わりました。
5本目
いよいよここから食べていきます。やっとかよ。
ところでさっきから審査員喋ってなくね?
大豆大好きムキ太郎「セリフ形式にするのめんどくさくなってきた」
最初は塩も振らずにポテトだけで食べてみました。素材の味を生かしすぎた皮付きチンポテトは予選で負けているので、素材の味をいかしつつポテトのジャンキーさも推していかなければなりません。
素の美味しさ→クリンクルの勝ち
売り文句の通り、ホクホクとカリカリのバランスが絶妙で…OCです…
たれぞうとかもう見ない
シューポテの方はほぼ揚げた部分なんで芋感薄めです。やはりポテトはカリカリしてるのが良いですが、欲張りなので芋感も楽しみたいよね。
6本目
皆さんはポテトに合う調味料と言ったら何を挙げますか?
は?クレイジーソルト?
洒落こくなうんち野郎が。クレイジーソルトは鶏肉のステーキによく合います。
そうですね。塩ですね。
さて、お塩をパラパラして美味しくなるのはどちらでしょうか…?
塩との相性→クリンクルの勝ち
シューポテの味は油っこさが比較的強めなので、塩をふるとただの塩の味がする棒になりました。
クリンクルの方は芋の味がしっかりしているので、芋の甘みと塩のしょっぱさが良いコントラストを奏でてくれます。
7本目
ガストで山盛りポテトフライを注文しましょう。
何がついてきますか?
そう、ケチャップです。
ケチャップといえばカゴメを想像するかと思いますが、なんとこの戦いの裏でポテトに合うケッチャプを探して西友に売ってるケッチャプ全部試したりしました。
西友様様ですね。
ちなみに結論一番ポテトに合うのはハインツのケチャップでした。
逆さ置きのパッケージも目を引きますが、酸味が強いハインツのものがポテトに合いました。
芋の甘み、塩のしょっぱみ、そしてそこに加わるケチャップの酸味。
ポテトにおける最も複雑な化学反応です。
果たしてどちらがケチャとの相性が良いんでしょうか。
ケチャップとの相性→シューポテの勝ち
あの、ぶっちゃけケチャップ付けるとケチャップの味しかしなくなるのでどっちも変わりませんでした。
なので引き分け…かと思いきやこれはシューポテの方に軍配が上がりました。
なんででしょう。
ケチャップを使う際、僕はいつもこちらの可愛いカービィの醤油皿に出して使っています。
ケチャップが皿の最後辺りに残ったとき、もったいないのでできるだけ無駄なく付けて完食したいものです。
なので残っているポテトを皿に擦り付けてケチャップを拭き取っていきます。
その時にクリンクルの波型なボディでケチャップを取ろうとするとあら不思議、
波打った形のせいで上手く付けることができません。
シューポテだと平面的なボディで皿にケチャップを残すことなく綺麗に使い切ることができるのでちょっと有能ですねってことでこいつの勝ちになりました。
8本目
調子に乗ってポテトを揚げすぎちゃった!
冬は腐る心配もないので部屋に置いておいてまた気が向いたときに食べます。
…さて、気が向いたので食べるのを再開しましょう。
あっ!!!!!冷めてる!!!!!!!!!!
オーブントースターで温めなおすのも面倒なので冷めたまま食べましょうか。
冷めてもおいしい→クリンクルの勝ち
冷めると油で揚げた部分が固まってしまうので、油部分(?)の面積が大きいシューポテの方が質が落ちてしまいました。
ポテトサラダなんてものもあるように、じゃがいもは冷たくてもおいしいのでクリンクルの中身部分はおいしいままでした。まあそんな美味しくなかったけど。やっぱポテトは熱いときに食べよう。
冷めてない方でも元からクリンクルのがおいしいから冷めてもおいしいのは当たり前じゃね?とは思うのですが、品質の差を見た結果、結局クリンクルの方が差がないかな~と思ってこの結果になりました。
…というわけでここでクリンクルが過半数の試合を取ったため、
クリンクルカットポテトの優勝が決まりました。
勝敗数(とネタの数)の関係上8試合目で終わってしまいましたが、実際には本当に10回同時に食べました。美味しいので飽きないです。
10本勝負が終わったのちはずっとクリンクルだけ食べてます。
結論
冷凍ポテト、気軽に作れておいしいおやつ
みんなも食べよう。
ティロリ ティロリ ティロリ(マックのポテトの音)
補足:美味しさの感じ方は人それぞれなのでみんなもこれを参考にして自分の好みのMO冷凍ポテトを見つけよう!
本当は通販で売ってる業務用の冷凍ポテトとかも試したいんだけど、冷凍便の送料が地味に高いので今後も西友さんにお世話になりたいと思います。
品揃え増やしてくれ。
それではさようなら。
【2021.5.18 追記】
ポテト揚げてたら火事が起きました。もう僕の家でポテトを揚げることは金輪際無いでしょう。ありがとうポテト。楽しかったよ…